2025/08/06 サツマイモ畑の奮闘記と、四季の庭の物語

🌱生命力あふれるサツマイモたち

夏の陽射しをたっぷり浴びて、畑一面に広がるサツマイモの葉。
まるで緑の波が風に揺れているかのような光景に、思わず足を止めて見入ってしまいます。
その姿は、まさに夏の生命力そのものです。

青々と茂ったサツマイモの葉。畑一面に広がる緑の波が、夏の光を受けて輝きます。

🌱ひょっこり夏が顔を出した

今回もツルが隣の畑まで伸びていたため、ツル返しを行いました。
その作業の途中、ふと足元を見ると、小さなセミの抜け殻の姿が・・・

長い時間を土の中で過ごし、夏の空へと羽ばたいていったその証――。
じんわりと、今年もまた夏が巡ってきたことを実感しました。

🌱知らなかった“やりすぎの落とし穴”

ツル返しを終えた後、ふと気になったのが「これって、いつまで続けるものなんだろう?」ということ。
毎週のように欠かさず行ってきた作業でしたが、チャットGPTに相談してみると、意外な答えが返ってきました。

――ツル返しは1〜2回で十分。それ以上繰り返すと、かえって芋の成長を妨げてしまうこともあるのだそうです。

🌿 ツル返しのタイミング豆知識

  • 1回目:植え付けから約40〜50日後
     ツルが50〜70cmほどに伸び、畝間や隣の畝に届きそうな頃。
  • 2回目(必要な場合のみ):その3〜4週間後
     節から根が再び出てきた頃に行う。
  • 収穫2〜3週間前はツル返しをしない
     芋や葉を傷つけると、品質や保存性が落ちる可能性があるため。

💡 迷ったら:ツルが少し伸びた程度なら無理に返さず、先端を軽く移動するか方向を変えるだけでもOK。

良かれと思って続けてきた習慣が、必ずしも植物にとって最善ではない――そんな小さな驚きと学びを得た瞬間でした。

🌱 隣の畑に伸びたらどうする?

これからは、必要以上にツルを動かさない方針に。

  • 隣に伸びたら、根がついた部分だけ軽く戻す
  • もしくは先端をそっとカットして、方向を変える
  • 収穫前2〜3週間は触らず、最後まで健やかに育ってもらう

「やりすぎず、でも守ってあげる」――そんな距離感を大切にします。

🌱 四季の庭にも小さなドラマ

サツマイモだけではありません。
四季の庭の作物たちも、今日も元気に育っています。

棚の下に実る冬瓜。緑のカーテンの中で、静かに成長を続けています。
そしてその下には稲も元気よく生長中。田んぼのような景色に夏の生命力を感じます。

🌱 根の声を聞く

その中で、畝の一番端のトマトの苗にふと目にとまります。
ほかの株と比べて、どうも元気がありません。

掘り返してみると、根が浅く、頼りない姿が現れました。
原因は、畝の端という乾きやすい場所であること。そして続いた猛暑と少雨による乾燥ストレス。
人間だって水がなければ弱ってしまう——植物もまた、同じなのです。

🌤空を見上げて思うこと

天気の記録を見返すと、この半月で雨が降ったのはわずか数回。
最高気温35℃を超える日も連続し、8/6には37℃に達しました。

日付天気降水量(mm)最高気温(℃)最低気温(℃)
7/23晴れ0.033.226.0
7/24晴れ0.034.825.5
7/25晴れ0.035.126.1
7/26晴れ0.035.526.7
7/27晴れ0.034.126.3
7/28晴れ0.035.425.4
7/29晴れ0.036.425.0
7/30晴れ0.034.825.4
7/31晴れ0.033.424.7
8/1曇り時々雨8.530.123.8
8/2晴れ一時雨5.535.124.9
8/3晴れ0.036.126.2
8/4晴れ0.036.127.7
8/5晴れ0.036.628.3
8/6晴れ一時雨0.537.028.8

強い日差しに照らされ、乾いた畑の土は水を求めていました。
その一滴一滴が、作物の命をつなぐ。
水やりが持つ意味と重みを、改めて強く胸に刻んだ一日でした。


🍅過酷を越えてくれた贈り物

そして、そんな過酷な環境の中でも、懸命に花を咲かせ、実を結んでくれた植物たち。
その小さな命が見せてくれた強さとたくましさに、胸が詰まります。

この恵みは、自然が静かに差し出してくれた宝物――
ありがとう、その想いで心がいっぱいです。

🌾黄金の日へと続く小さな一歩

バケツの中で育つ稲の穂先を、そっと計測する手。
数字はわずかに伸びていて、一目では気づかないほどの変化です。
けれど、昨日より今日、確かに成長している――その事実が、胸を熱くします。

小さな命が、季節とともに歩みを進める姿は、日々の積み重ねの尊さを教えてくれます。
やがて黄金色に輝く日を思い描きながら、今日もその成長を見守ります。

💡 今日の気づき

畑も庭も、そこにある命は、目に見えないほど小さな変化の積み重ねでできています。
一滴の水、一度の手入れ、静かに見守る時間――そのすべてが、未来の実りへとつながっていく。
何気なく過ぎる日常の中にこそ、命を支える大切な瞬間が息づいているのだと、改めて感じました。

■ 最後に

今日、緑の葉や伸びゆく穂に出会い、胸の奥が熱くなりました。
次にこの畑を訪れるとき、また新しい命の表情と出会えるはず。
その瞬間を信じ、これからも心を込めて見守り続けます。