2025/08/20 水が命を動かすーー練馬の畑と池袋のベランダから学んだこと
🌿緑のじゅうたんと収穫の気配
今日も練馬の畑のサツマイモは力強く育ち、畝いっぱいに葉を広げています。
見渡すかぎりの緑は、まるで大地を包み込むじゅうたん。風が吹けば葉が一斉に揺れ、生命の波が打ち寄せているようでした。


先週まで繰り返していたツル返しは、今日はひと休み。
ただ、人がよく通るコンポストまでの通路の周りは、踏まれてしまわないよう、ツルをそっとやさしく移動しております。
🦟⚔蚊との戦い、便利デバイス登場
先週までの畑作業は、猛暑に加えて蚊の大群との死闘でした🥊
作業手袋の上からでも容赦なく突き刺し、血を吸い取っていく姿は、まさに小さな吸血軍団!💉
毎回サバイバルのような気分でした。
ところが今日、ついに新兵器が登場! その名も虫よけマシン『OSMIAC』。
超音波で不快な虫を遠ざけるクリップ式の害虫駆除器です。



CAPに装着して作業してみると――
あのしつこい襲撃が、なんとほんの少しですが和らいだ気がしました。
畑作業と虫との戦いは避けられません。けれど、こうした小さな工夫ひとつで「ちょっとラクになる」だけでも作業はずいぶん快適に!
今日もまた、自然との知恵比べを楽しんだ一日でした。
🍃驚きの葉っぱサイズ!手のひら1.3倍
植え付けから約100日が経ち、収穫期も近づいてきた練馬元祖のサツマイモ。
いきなり試し掘りをする前に、まずは成長の目安として葉の大きさを測ってみることにしました。


結果は縦20cm・横14cm。一般的なサツマイモの葉は10〜15cmほどといわれるので、ひとまわり大きめです。
自分の手のひらと比べても1.3倍あり、隠しきれないほどの存在感に驚かされました。
これだけの葉を茂らせているということは、光合成もしっかり行われている証拠。
土の中の芋も元気に育っているのではないかと期待が高まります。
🍂黄色い葉は収穫のサイン?
ただ、ところどころ黄色くなった葉も見られるようになってきました。
これは、サツマイモが「そろそろ収穫の準備に入っている」サインのひとつ。右端の畝(練馬組)は植え付けから今日で約100日。

目安とされる120日前後を考えると、9月末にはいよいよ本格的な収穫を迎えそうです。
そろそろ「試し掘り」をしても良いタイミングなのかもしれません。
💧締めはやっぱりこれ!命の水やり!
最後にして最大の作業――「水やり」💦
真夏の太陽に照らされ、畑の土は熱を帯び、葉もどこかぐったりと見える瞬間があります。
そんなとき、ホースから放たれる水がキラキラと光りながら大地に降り注ぎ、命をつなぐ糧となるのです。
一滴一滴が、ただの水ではなく「さつまいもを育てるための力」へと変わっていく。
しずくを受けた葉はみるみるうちに瑞々しさを取り戻し、緑の海は再び活気を帯びます。


今日も欠かすことなく注がれた命の水。
やがて土の奥で、甘くほっくりとした実りへと変わっていく――そう思うと、水やりのひとときは単なる作業ではなく、未来を育てる大切な時間に思えてなりません。
🪴 池袋のベランダ栽培の試練と希望
今朝ベランダに出てみると、葉がぐったりとしおれていて思わず驚きました。
「もう収穫の時期では?」と一瞬頭をよぎりましたが、植え付けは6月27日。まだ60日ほどしか経っていません。
サツマイモの収穫はおおよそ100〜120日後といわれています。そう考えると、まだ早すぎるはず。
しかも昨日の朝にはたっぷり水をあげたばかり。それなのに、どうしてこんなに元気がないのでしょうか。

🏙コンクリートの熱のせい?
試しに水を与えてみると、わずか10分ほどで葉がシャキッと復活!その回復力にホッとしました。
思い返せば、ここはコンクリート床のベランダ。昼間は太陽に照らされて熱くなり、その熱が夜まで残ります。その影響で土嚢袋の土の温度まで上がり、想像以上に早く水分が乾いてしまったのかもしれません。

土に囲まれた練馬の畑とは違い、照り返しの厳しい過酷な環境にありながらも、懸命に葉を広げようとする池袋のサツマイモ。その姿はまさにワイルドで、健気さと力強さに胸を打たれました。
今回は床に水をまいて冷やしながら様子を見て、必要に応じて床と袋の間に発泡スチロールなどの断熱材を敷く対策も検討していこうと思います。
🌾 バケツ稲、70cmまで成長!
サツマイモだけでなく、バケツで稲も栽培しています。植え付けからここまで育ち、いよいよ穂が顔を出し始めました。
高さを測ってみると、なんと約70cm。春先には小さな苗だったのが、ここまで伸びたことに驚かされます。



よく見ると粒も少しずつ膨らみ始めており、黄金色に実る日が待ち遠しくなります。バケツという限られた環境でも、ここまで力強く成長してくれるのは感慨深いです。

秋の収穫に向けて、これからのひと粒ひと粒の変化を見守っていきたいと思います。
🌱それぞれの畑から学ぶこと
練馬の畑では葉が大地を覆い、収穫の気配を漂わせています。一方、池袋のベランダではコンクリートの熱にさらされながらも、サツマイモが懸命に葉を広げていました。そして小さなバケツでは稲が70cmまで伸び、穂をつけ始めています。
場所も環境も違うけれど、それぞれが未来の実りへと歩みを進めています。今日も注いだ「命の水」が、やがて甘いサツマイモや黄金色の稲穂へとつながることを願いながら、日々の作業を重ねています。