2025/09/17 練馬本家のサツマイモを試し掘り!その結果は?

📅126日目の収穫チャレンジ

5月14日に植えた練馬本家のサツマイモ(紅あずま)。
126日を迎えたこの日、いよいよ待ちに待った「試し掘り」を実施しました。

畑の4つある畝のうち、一番右の畝が紅あずま専用の畝。🌱
ここをターゲットにして掘ってみたのですが──。

🌿つるを切って、いざ試し掘り

まずは旺盛に伸びたつるを切っていきます。
土の中に眠るサツマイモたちの姿を想像するとワクワク。

ツルはそのままだと掘りにくいため、園芸ばさみで一つひとつカットして整理します。
掘り起こしやすいようにする大事な下準備です。

その後、つるを整理して土を掘り起こしていくと──。

🍃土の中から出てきたのは…?

スコップを入れる手も自然と力が入ります。その時の様子を動画に収めています

掘り起こしてみると、現れたのは長さ20cmほど、太さ4cmほどのサツマイモがわずか3本。

「ちっさ!」
収穫の瞬間に胸が高鳴った分、そのギャップに正直ガクッときました。
土の中にはもっとゴロゴロ眠っているはず…と期待していただけに、少なくて小ぶりな結果に肩を落としてしまいました。
「もう少し太っていてほしかったなぁ」と悔しさが込み上げます。

何が足りなかったんだろう──試し掘りで見えた現実

世界陸上で とある陸上選手 がレース後に口にした言葉──

「何が足りなかったんだろう」

ほんの0.06秒差でメダルを逃した悔しさと、自分を振り返るまなざし。
その言葉を聞いたとき、私は畑のさつまいもに重ねてしまいました。

畑での経験ーー「期待」と「現実」のあいだで

今回の紅あずまも、芽吹きは順調でも結果は小ぶり。
「何が足りなかったんだろう」と畑でつぶやいてしまいました。

  • 土の養分?
  • 水の加減?
  • 日照時間?
  • つる返しのタイミング?

人間が気づかないところで、さつまいも自身も問いかけているように思えます。

🏃‍♂️挑戦の先にある“あと少し”

世界の舞台に挑んだその陸上選手 が感じた「あと少し足りなかった」悔しさ。
それは、畑で作物を育てる私たちが抱く感覚と同じです。

思い通りにいかなくても、原因を考え、次に生かす。
挑戦は決して無駄にならず、成長の糧となる。

最後に

今回の練馬での収穫は、いわば“試し掘り”。
この経験を糧にして、次回は池袋分家でのサツマイモ収穫にしっかり生かしていきたいと思います。

「何が足りなかったんだろう」。
その問いは、失敗や悔しさの中にだけあるのではなく、次の一歩を導く光でもあります。

畑での学びも、世界の舞台での挑戦も、同じ問いから始まるのだと感じました。

ちなみに、掘りたてのサツマイモをふかして味見してみましたが、正直まだ苦味が強く、甘さは感じられませんでした。
けれど、この“苦み”こそが次への原動力。次回の池袋分家での収穫は、より良いサツマイモを目指していきます。

🍑梅酒、こちらは順調に育っています

仕込んでからしばらく経った梅酒。瓶の中を覗いてみると、いい色がついてきました。
梅の実がゆっくりエキスを出して、お酒に深みを与えてくれています。

味見はもう少し先ですが、この色づきを見るだけでも楽しみが膨らみます。
6月27日に収穫したジャガイモを思い出すように、時間をかけて「熟成」していく姿に、自然の力を感じました。

そして10月22日の収穫祭では、この梅酒を味わうのが今からの大きな楽しみのひとつです。
ジャガイモと梅酒──初夏と秋、それぞれの実りを分かち合える日が待ち遠しいです。